2024年4月8日、カナダやアメリカで皆既日食が観測されるとの噂を聞きワクワクされた方も多いのではないでしょうか。
カナディアンロッキーの街、バンフでも日食を観測できましたのでその様子を紹介していきます。
YouTubeに動画版も掲載しているのであわせて観てください!
日食とは
日食とは、月が太陽の前を横切る際に太陽の一部(または全部)を覆ってしまう現象です。
英語では「Solar Eclipse(ソーラー・エクリプス)」と呼ばれています。
この日食、太陽の隠され方によって3種類に分類されるそうです。
部分日食
月が太陽の一部を覆っている状態のこのとです。
皆既日食
次が太陽を完全に覆っている状態のこと。
金環日食
月の方が太陽よりも少し小さいため、太陽がはみ出てリングのようになっている状態のこと。
カナダでの日食は45年ぶり
カナダで日食が観測されるのは1989年以来、なんと45年ぶりことだったそうです。
特に北米大陸の東側(カナディアンロッキーは西側)では、月が太陽を覆う「皆既日食」が観られるとあって、当日は400万人もの人が観測スポットに移動したそうです。
実際に完璧な日食が見られるのは太陽と月が同じ軌道を通る150km程度の幅だそうです。
150kmのルート上にいれば見れるので幅広そうに感じますが、東西に約8,000kmあるカナダでは本当にごく一部のエリアだけとなります。
東部のナイアガラの滝周辺では観光客が殺到するため緊急事態宣言が出たそうですよ。
実際に見に行ってみた
45年ぶりの天体ショーを逃すわけには行かない!ということで、バンフの街が見下ろせるビューポイント「ノーケー・ビューポイント(Mount Norquay Lookout)」へ行ってみました。
このビューポイントはバンフから最も近いスキー場「ノーケー・スキー場」に行く途中にあり、野生動物がよくでてく場所としても有名です。
この日は道中に野生のビッグホーン・シープ(大きなツノを持ったヒツジ)に出会うことができました。また、駐車場にはバンフのあるアルバータ州以外の州やアメリカからも観光客が観察に訪れていました。
部分日食が見れました
日食が始まるのは12時30分ごろ。私たちが到着したのは11時45分ごろだったため周りの人たちと会話をしながら待ちます。
みんさん太陽を撮影するための濃いめのカメラレンズや観察用のサングラスを持参していました。
太陽の光は強力なので絶対に裸眼で見ないようにしましょう。
そして12時30分。ついに、月が太陽の前を通過し太陽の一部を覆う「部分日食」が始まりました。
スマホで撮ったので綺麗ではありませんが、太陽が月によって1/3ほど侵食される様子を見ることができました。
私たちは普通のサングラスしか持っていっていませんでしたが、同じ場所にいたおじさまがカメラ用の濃いフィルターを貸してくれたので綺麗に見ることができました。
みんなで譲り合って同じ天体ショーを楽しむのもカナダのよいところかもしれません。
次回の日食は2044年
今回は幸運にも45年ぶりの日食をカナディアンロッキーで見ることができました。
エリアによっては雲がかかってしまい全く見えなかった場所もあったようです。
この世紀の天体ショー「日食」を次にカナダで見ることができるのは2044年ごろだそうです。
なかなか見ることができない貴重な経験をすることができました。
まとめ
本記事では2024年4月8日に観測できたカナダの日食の様子を紹介してきました。
また、カナディアンロッキーは星空も綺麗なことで有名なスポットでもあります。美しいカナディアンロッキーの自然を楽しんだ後は、上を見上げるのもいかがでしょうか。
次の日食は20年後となるためその頃にはこのブログがあるのかないのか分かりませんが、カナディアンロッキーを最高の思い出にしていただくためにこの記事が少しでもお役に立てばと思います。