《2024年最新》日本からカナディアンロッキーへの行き方

日本から約8,000kmも離れたカナダ。せっかく行くのであれば快適に安く行きたいですよね。

本記事では、おすすめの日本からカナディアンロッキーへの移動方法や滞在先などを、現地ガイドでもある私(筆者)がご紹介します。中には注意点などもありますので、ぜひ最後まで読み進めてください。

目次

カルガリー国際空港(YYC)が空の玄関口

カルガリーはアルバータ州(AB州)に位置し、エドンモンに次いで州で2番目に大きな都市(人口約140万人)です。

カルガリー国際空港はカナディアンロッキー観光の空の玄関口として多くの観光客が利用しています。カナディアンロッキー観光の際はカルガリー国際空港(空港のショートコード:YYC)発着の飛行機を探しましょう。

深夜・早朝発着の飛行機は要注意

チケットの安い格安航空会社(LCC)の台頭によって、深夜・早朝発着のフライトが増えてきました。

しかし、深夜・早朝発着の場合、バスやシャトルバスが運行していません。特に21:00〜09:00発着のフライトは注意が必要です。カルガリー国際空港に着いたは良いものの移動ができない事態もあり得ます。

日本からの主なルートは2つ

直行便(成田空港〜カルガリー国際空港)

飛行時間:約8時間

最もおすすめで最も疲労の少ないルートです。一方で、成田空港のみとなるため、フライト時間の選択肢がないことがネックです。

日本からの直行便はWest Jet(JALともコードシェア)が2023年5月〜10月で運行しています。2024年シーズンの運行は未定ですが、2023年シーズンは好調だったため期待したいところです。

乗り継ぎ便(羽田、成田、関西国際空港〜バンクーバー国際空港〜カルガリー国際空港)

飛行時間:約16時間 *乗り継ぎ時間による

最もフライト時間の選択肢が多いルートです。一方で、乗り継ぎ時間として最低2時間は確保したいため、総移動時間が長くなることがネックです。

アメリカ経由は要注意!

フライト検索・比較サイトなどを使っているとよくでてくるルートです。
ただし、アメリカに一旦入国する必要があるため、ESTAの取得が必要だったり、入国審査に予想以上に時間がかかったりします。乗り継ぎの時間が読めないケースが多いため、あまりおすすめではありません。

2023年は実際にアメリカでの乗り継ぎに失敗したお客様が何組かいました。トラブル対応は英語なので、できればカナダ国内での乗り継ぎが安全です。

カナダ主要都市からのアクセス

カナディーンロッキー旅行を検討されている方には、ワーキングホリデーや留学など、すでにカナダ国内に滞在しているケースもあるかと思います。

ここではカルガリーまでの直行便が就航している、カナダ主要都市からの所要時間(目安)を紹介します。

都市所要時間
バンクーバー1時間20分
トロント3時間45分
イエローナイフ2時間10分
ホワイトホース2時間30分
モントリオール4時間10分
ビクトリア1時間30分
オタワ4時間15分
所要時間は目安です

各都市へ就航している航空会社や各ルートの所要時間などは、フライトの検索・予約サイトの最大手、Expedia(エクスペディア)で探すと見つけやすいです。

観光の拠点はバンフ、キャンモア、レイクルイーズ、ジャスパー

カナディアンロッキー観光の拠点となる都市は4つ。「バンフ」「キャンモア」「レイクルイーズ」「ジャスパー」です。それぞれの街の特徴は以下の通りです。

バンフ、キャンモア、レイクルイーズ、ジャスパーの特徴

バンフ(Banff)
年間400万人以上の観光客が世界中から訪れる町(人口約8,000人)。可愛らいしいレストランやショップが立ち並び、一年中観光客で賑わいます。とてもコンパクトなので、街歩きも楽しめます。

キャンモア(Canmore)
バンフあら車で30分の隣町(人口14,000人)。近年急成長している街で新しいホテルが多く立ち始めています。バンフに比べると町は少し落ち着いた印象。ホテルから中心地(ダウンタウン)が離れていることが多いので注意が必要。

レイクルイーズ(Lake Louise)
超人気観光地・レイクルイーズに最も近い小さな町(人口約700人)。ホテルがいくつかありますが、レストランなどはあまりありません。ホテルや自然の中でゆっくりする旅スタイルになると思います。

ジャスパー(Jasper)
ジャスパー国立公園の中心となる町(人口約4,六百人)。これまでの3都市からは離れており、こじんまりとした雰囲気です。最寄りのエドモントン国際空港ですが、車で4時間と離れています。

バンフ滞在が断然おすすめ

カナディアンロッキー観光はバンフを拠点にすることを“強くおすすめ”します。

バンフがおすすめな3つの理由
《理由1》120%のカナダ感&満足感

街は非常にきれいに整備され、ホテルやレストラン、お土産屋さんなど、観光に必要な場所は徒歩圏内。世界中から多くの観光客が訪れるため、街を歩くだけでも「カナダに来たな〜」と感じることができます。また、街からも雄大なカナディアンロッキーの街並みを望むことができます。

《理由2》観光地へのアクセスが抜群

カナディアンロッキー観光のガイドツアーやレンタカー、バスなど、多くの観光サービスがバンフを拠点としていますキャンモアやレイクルイーズでは、一旦バンフに移動する必要があるなど時間を無駄にします。

《理由3》治安が良い

トロントやバンクーバーに比べると非常に治安が良く、ホームレスもいません。もちろん海外ですので100%安全はありませんが、ほとんど日本と同じ感覚で観光することができます。ほとんどが旅行を楽しんでいる観光客ですので、街を歩いている人同士もフレンドリーなのが特徴です。

カルガリー国際空港からバンフへの行き方

カルガリー国際空港からバンフまでの所要時間は約2時間です。

《おすすめ》日本語ツアー会社のシャトルバスを利用

カナダのフライトは遅延することが多くあります。そんな時に頼りになるのが日本語ツアー会社です。トラブル発生時にも日本語で対応できるので安心です。

現地バス会社(英語)を利用

Banff Airporter(バンフ・エアポーター)

バンフを拠点に空港までのシャトルを運行している、シャトルバス専門の会社です。
カルガリー国際空港の最終便が22:30、バンフからカルガリー空港への始発が05:00など、運行している時間帯が幅広いことが特徴です。また、バンフ内であればホテル以外にも指定の住所にも迎えに来てくれます。

Brewster Express(ブリュースター・エクスプレス)

カナディアンロッキーの老舗ツアー会社「Pursuit Collection」が運営している、カルガリー空港発のシャトルバスです。
飛行機の遅延によってバスに乗り遅れた場合でも、次のバスに空きがあれば振替乗車が可能です。

レンタカーを利用 *注意点あり!

カルガリー国際空港においてレンタカーを借りることも可能です。カナダに来る前に事前に予約されることをおすすめします。

エクスペディアでレンタカーを比較するとよりお得な料金を見つけることができます。

2023年からモレーンレイク(モレーン湖)へのレンタカーでの訪問が禁止されました。近くの駐車場を探し、バスを利用して移動する必要があります。
また、大人気のレイクルイーズは早朝にホテルを出発しても駐車場にスペースがないケースが多くあります。
バンフ内でも駐車料金が毎回かかるため、レンタカーでの観光はあまりおすすめしません。ガイドツアーなどのサービスを利用することをおすすめします。

おすすめの観光スポット

バンフなどのカナディアンロッキーの拠点となる場所に到着できれば、いよいよロッキー観光に向けた準備です。

カナディアロッキーで外せない定場・人気観光スポットなどは以下の記事で紹介しています。ぜひご覧ください。

まとめ

今回の記事をまとめると以下のようになります。

  1. カルガリー国際空港がカナディアンロッキー観光の玄関口
  2. 空港から滞在先に移動(滞在先はバンフがおすすめ)
  3. 滞在先からカナディアンロッキー観光へ

カナダ旅行が最高な思い出となるよう、本記事が参考になれば幸いです。ぜひカナディアンロッキーを120%楽しみ尽くしていただければと思います。

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