「カナディアンロッキーは冬の方が美しい。」
地元の人は口を揃えてそう言います。
マイナス40℃にもなることがある冬のカナディアンロッキー。冬の間は山火事の心配がなく視界が超クリアになり、雪化粧したロッキーの山々が皆さんを出迎えてくれます。
冬のロッキー観光にはガイドツアーが最適ですが、検索すると似たようなツアーがいくつも出てきて違いが分からないという方も多いと思います。
「どれも一緒!」と思いがちですが、実はそうではありません。ツアーの出発時間が異なったり、立ち寄るスポットもツアーによって異なります。
本記事ではバンフ現地在住の私(筆者)が、おすすめの日本語ガイドツアー・ベスト3をご紹介します。カナダ旅行で後悔したくない方はぜひ最後まで読み進めてください。
冬のカナディアンロッキー
カナディアンロッキーが雪化粧を始めるのは11月ごろから。翌年の4月下旬まで雪と氷の世界となります。
冬の観光シーズンは11月〜4月となります。
最も寒くなるのは1月、2月で最高気温がマイナスの日が多くあり、寒波がやってくるとマイナス40℃近い日が数日続くこともあります。
湖や川が凍り始めるのは12月ごろからで、3月下旬まで凍った湖の上に立つこともできます。
カナディアンロッキーはウィンタースポーツでも有名で、レイクルイーズ周辺にはロッキー最大のスキー場があります。観光の拠点となるバンフやキャンモアには世界中からスキーやスノーボードを楽しむ人が訪れ、夏とは違った賑わいを見せます。
滞在日数は2泊3日が一般的
冬のカナディアンロッキー観光は2泊3日で楽しむ方が多いです。
空港からの移動日と観光の日は必ず別の日にしましょう。カルガリー国際空港からバンフやキャンモアまでは100km以上離れています。冬の移動は時間に余裕を持つことが基本です。
1日目:カルガリー空港からバンフへ移動、到着後にバンフの街を散策 *バンフの街は半日で十分な広さです
2日目:カナディアンロッキー観光(ツアーなどに参加)
3日目:バンフからカルガリー空港へ移動
ウィンタースポーツなどのアクティビティを楽しむ方は、3泊4日以上あった方が楽しめると思います。
楽しみ方は主に2パターン
冬のカナディアロッキーの楽しみ方は「絶景巡り」と「体験アクティビティ」の主に2パターンです。
絶景巡り
定番の楽しみ方はレイクルイーズやボウレイクなどの絶景スポットを巡る観光です。
日本ではなかなか体験できないマイナス20℃の世界でも十分楽しめますが、凍った湖の上に立ったり、雪化粧したロッキーの絶景を鑑賞するとさらに満足していただけるかと思います。
冬のカナディアンロッキー観光の人気定番スポットについては、以下の記事にまとめて紹介しています。ぜひ読んでいただければと思います。
体験アクティビティ
「絶景を見るだけでは物足りない!」そんな方におすすめなのが体験アクティビティへの参加です。
冬のカナディアンロッキーで人気の体験アクティビティ3つを紹介します。
スノーボード&スキー
バンフやキャンモア周辺には「BIG3」と呼ばれる大きなスキー場が3つあります。
特にレイクルイーズスキー場はカナダで最も景色の美しいスキー場と呼ばれています。カナディアンロッキーの山々を望みながらの滑走は最高なこと間違いなしです。
シーズンになるとバンフ内のホテルから各スキー場までの無料のシャトルバスが運行されるため、比較的お気軽にウインタースポーツを楽しむことができます。
スキー場のチケットはバンフ内のBIG3のお店や、オンラインで日本からも購入することができます。スノーボードやスキーのレンタルショップも充実しているため、バンフやキャンモアに到着後に街を歩いてレンタルすれば良いでしょう。
犬ぞり体験
カナダ全土で人気のアクティビティです。犬ぞりに乗って白銀のカナディアンロッキーを駆け抜けます。
バンフ、キャンモア周辺にはいくつか犬ぞり体験を提供しているツアー会社がありますが、世界遺産のバンフ国立公園内で営業しているのは「Kingmil Dog Sled Tours」の1社のみです。
最も人気があるのは1.5時間の犬ぞりツアーです。少々お値段は張りますが、世界遺産のカナディアンロッキーで体験できる唯一の犬ぞりツアーは一生の思い出になることでしょう。
アイス・スケート
レイクルイーズでは凍った湖面の上でアイススケートを楽しむことができます。バンフ内のレンタルショップで借りることもできますが、レイクルイーズの現地で借りることもできます。
「ロッキーの宝石」と称されるレイクルイーズでのアイススケートは、めちゃくちゃ写真映えします。
また、バンフの駅「Banff Station」側にも冬になると無料のスケート場が出現します。お手軽にスケートを楽しむのであればこちらもおすすめです。
予約はベルトラ(Veltra)がおすすめ
ベルトラ(Veltra)は、海外の現地ツアーの検索・予約を扱う日本企業(本社:東京)です。
ベルトラのWEBサイトやアプリでは、世界150ヵ国・13,000種類以上の現地ツアーが用意されており、その中から好みのツアーを検索、予約することができます。もちろん日本語対応です。
また、実際に参加した人の体験談を写真付きで見ることができるので、ツアーを選ぶ際はとても参考になるかと思います。
カナディアンロッキーでは10種類近いツアーが掲載されています。旅行先で現地ガイドツアーに参加したい方は、まずはベルトラで検索してみるのがオススメです!
冬のおすすめ日本語ガイドツアー3選
ベルトラに掲載されているガイドツアーはカナディアンロッキーエリアだけでも10種類ほどあります。その中から厳選のおすすめツアーを3つご紹介します。
日本語ツアーの場合、日本語で問い合わせができるのもポイントです。
レイクルイーズなどの人気スポットを巡るツアー
冬の定番ツアーです。
人気の湖・レイクルイーズでは約90分も滞在することができます。また、雪の渓谷を歩きながら凍った滝を目指すアトラクションも含まれており、盛り沢山な内容のツアーです。
《ツアー概要》*Veltra紹介文より
白銀の世界に包まれたバンフも見どころがたくさん。滝や湖は凍り、またノーケイ山展望台からは真っ白で美しい世界をご覧いただけます。またジョンストンキャニオン渓谷ではアイスウォーク体験にもチャレンジ。冬のカナディアンロッキーでしか見られない素晴らしい景観をぜひお楽しみください。
犬ぞり体験&人気スポット巡りツアー
日本語のツアー会社が2023年から販売を開始した新商品の犬ぞりツアー。
世界遺産のバンフ国立公園で唯一の犬ぞりアクティビティを楽しむことができます。最も人気の1.5時間の犬ぞりツアーでは、バンフ国立公園のお隣・ヨーホー国立公園との境界まで白銀のロッキーを犬たちと駆け巡ります。
《ツアー概要》*Veltra紹介文より
白銀の雪原を駆け抜ける犬ぞり体験と、世界遺産カナディアンロッキーの絶景スポット巡りがセットになったお得なツアー。バンフ国立公園で唯一の犬ぞり体験は、最も人気のある全長15kmのコースにご参加いただきます。レイクルイーズ、クロウフット氷河、ボウ湖、モランツカーブなど絶景スポットにもご案内。冬のカナディアンロッキーならではの景色や体験をお楽しみください。
神秘的なアイスバブルを見に行くツアー
アイスバブルの鑑賞地として絶大な人気を誇るアブラハムレイクに行くツアーです。
とても大きなアブラハムレイクは、最も広い部分は32kmもあります。また、風が強く凍った湖面に雪がたまりずらいため、アイスバブルが好条件で見やすい場所とされています。
凍った湖面に立って間近でアイスバブルを鑑賞できるため、日本では見ることができない規模での神秘的な現象をよりお楽しみいただけます。
《ツアー概要》
湖底から湧き出るガスと氷が作り出す自然の芸術・アイスバブルを見に行くツアーです。幻想的な氷の芸術「アイス・バブル」。湖底から発生するガスが徐々に氷に閉じ込められてできるるオブジェは、世界中のフォトグラファーの憧れの的です。
まとめ
冬のカナディアンロッキーで参加したいと思うガイドツアーは見つかりましたでしょうか?
カナダ旅行は一生に一度の方が多く、多くの費用、時間を費やして旅行の準備をされているかと思います。また、ガイドツアーは多くが$200(約20,000円)以上と高額です。
ガイドツアーはカナダ旅行をより良い思い出にするためのツールのようなものです。
今回ご紹介しました「冬のおすすめのガイドツアー3選」は、バンフ現地在住の私(筆者)が自信を持っておすすめするガイドツアーです。ぜひ、カナダ旅行を最高の思い出にしていただければと思います。