カナディアンロッキー観光で泊まるならバンフ、キャンモアどっちがおすすめ?

結論。
後悔したくなければバンフのホテルを予約すべし!

カナディアンロッキー旅行でホテルを検索していると「バンフ(Banff)」 のほかに、バンフの隣町「キャンモア(Canmore)」という街が出てきます。

WEB記事によっては「ホテルがバンフより安い」「バンフからキャンモアはバスで20分」と書いてあったりと、なんだか良さそうなことが書いてあります。しかし、冒頭でも書いたように後悔したくなければ絶対にバンフでホテルを取った方が良いです。

本記事では現地在住の私(筆者)が、なぜバンフをおすすめするのか、なぜキャンモアをおすすめしないかについて紹介します。特にキャンモアでホテルを取ると大変なことになることもあるので、ぜひ最後まで読んでください。

目次

バンフの特徴

バンフは年間400万人もの観光客が世界中から訪れる超一級の山岳観光リゾート地です。

世界自然遺産「カナディアン・ロッキー山脈自然公園群」を構成するバンフ国立公園の中に位置し、カナディアンロッキー観光の中心として栄えてきました。街は非常に綺麗に整備され、大通りのバンフアベニュー(Banff Ave.)を中心にホテルやレストラン、お土産屋さんがずらりと立ち並びます。

街を歩くだけで英語、フランス語、スペイン語、中国語、インド語などの世界中の言葉を耳にすることができ、多文化国家・カナダを肌で感じることができます。ホテルやお店のスタッフは英語が話せない人に慣れているため、英語が苦手な日本人(私たち)も安心して観光することができます。

街はとてもコンパクトで、ホテルからほとんどの場所が徒歩圏内。バスなどに乗らなくても十分に街歩きを楽しめます。1日もかからずにバンフの街を制覇できることでしょう。

また、バンフはカナダ最初の国立公園「バンフ国立公園」の中心地です。人気No.1のレイクリイーズやモレーンレイク、コロンビア大氷原などに行くガイドツアーや、カルガリー空港までのバスなど、多くの観光サービスはバンフが出発地となっています。カナディアンロッキー観光する際にもバンフから出発できるため、効率的に旅行を楽しむことができます。

一方で、増え続ける観光客に対しホテルの部屋数が慢性的に不足しており、ホテル料金の値上がりが課題となっています(国立公園内の街であるがゆえに開発の規制が厳しいためです)。バンフのホテル予約は少しでも早くすることをおすすめします。

特にハイシーズンの7,8月が近くなると急激に値上がりします。まずは今の時点で旅行サイトなどを確認しておくと良いでしょう。

バンフ周辺には気軽にアクセスできる観光スポットも多くあり、徒歩や町内循環バスを利用して気軽にショートトリップに行くことができます。

また、バンフ周辺は野生動物が多く出現するスポットでもあります。野生動物を探しに行くツアーや星空を観察しに行くツアーなどもありますのでチェックしてみてください。

キャンモアの特徴

キャンモアはバンフの隣町で人口は約16,000人。バンフと並んでカナディアンロッキー観光の拠点地として栄えている街です。

ホテル不足のバンフとは対照的に、キャンモアはバンフ国立公園外に位置しているます。近年、急激に開発が進んでおり、新しいホテルやB&Bが次々とオープンしています。ホテルの料金はバンフと比べ少しだけリーズナブルな場合が多いです。

ダウンタウン(街の中心部)にはレストランやお土産屋さんが立ち並び、非常に綺麗に整備されています。バンフと違い街を歩く観光客はそこまで多くなく、どことなく落ちついた雰囲気を持っています。観光客にはとてもフレンドリーな街なので、安心して街歩きをすることができます。

一方で、ホテルとダウンタウンが離れていることが多く、ホテルによっては「バンフのようにホテルから歩いて観光」というわけにはいかないことも多いです。また、ガイドツアーやバスの発着がキャンモアに対応していないこともあります。観光サービスを利用する際にはバンフへ自分で移動する必要があるケースがあるため要注意です。

キャンモア周辺には観光スポットは多くないため、街歩きがキャンモア観光の中心となります。

バンフ、キャンモアの比較

バンフ、キャンモアともに一長一短ありますが、それぞれ違いが分かりよう表で比較してみます。

スクロールできます

バンフ

キャンモア
ホテルの数多い急成長中
ホテルの立地多くが中心地近く中心地から離れている
ホテルの料金繁忙期は高い少し高い
街中のアクセスほとんど徒歩圏内
バスも充実
比較的離れている
バス路線少なめ
レストラン、ショッピング豊富割とある
周辺観光多いほぼ無し
混雑7,8月は混雑あまり無し
その他多くのツアー、バスがバンフ発安さで決めるのは注意
バンフとキャンモアの比較

バンフがオススメな理由

これまでバンフ、キャンモアの特徴や比較をしてきました。ここでは私(筆者)がバンフをお勧めする3つの理由を紹介します。

全てのアクセスが良好

カルガリー国際空港からのバスやシャトルバスは、多くがバンフ発着となっています。運行会社や本数が多く、旅行の行程に合わせて多くの選択肢から選ぶことができます。

また、バンフからカナディアンロッキー観光する際も人気のレイクルイーズ、モレーンレイクまで約1時間とアクセスは良好です。ガイドツアーもバンフ発着が多いため安心です。

キャンモアに宿泊する場合、キャンモア発着に対応していないバスやツアーがあるため、自分で集合場所まで移動しなくてはなりません。

街歩きが楽しめる

バンフの街はとてもコンパクトです。ホテルやレストラン、お土産屋さんが全て徒歩圏内にあります。カナディアンロッキー観光前後の街歩き観光も気軽にすることができます。

また、街中を走る循環バス「Roamバス」も路線や本数が充実しているため、ゴンドラや温泉、レイクミネワンカなどの周辺観光もしやすくなっています。

世界的観光地に滞在する満足感

世界中から年間で400万人もの観光客が訪れ、カナダに住むカナディアンにとっても憧れの山岳リゾート地です。

世界自然遺産「カナディアン・ロッキー山脈自然公園群」の中に位置し、バンフ国立公園の中心でもあるバンフに滞在できることは、数字では表すことができない満足感を得られるでしょう。

予算が許すのであれば、ケチらずにバンフに滞在した方が旅行の満足度は高くなるはずです。

《クラス別》バンフのおすすめホテル

バンフのホテルは「サービスがイマイチ」「設備が汚い」など、どのホテルを選んだとしても大ハズレれがないことが特徴です。

ただ、あまりにホテルの数が多いため、どのホテルを選んだら良いか分からず悩んでいる方も多いと思います。

ここではバンフ在住の私(筆者)がおすすめするホテルを紹介。実際にホテルを利用したお客様の感想も参考に選んでいます。イマイチな点も記載していますが、どのホテルを選んでもハズレはないと思いますのでご安心ください。

ホテル予約は「Expedia」「Hotels.com」が便利

バンフのホテル検索、予約は、世界最大の旅行検索・予約サイト「Expedia(エクスペディア)」、海外のホテルに特化し日本のCMでもよく見かける「Hotels.com(ホテルズドットコム)」が断然おすすめです。

カナディアンロッキーを訪れる日本人観光客の約8割が、Expedia、Hotels.comを利用してホテルを予約しています。

Expedia(エクスペディア) の3つの特徴
  • 料金が明瞭(税金やサービス料金などのが含まれた料金表示)
  • 航空券とホテルをセットで予約することができる
  • 地図上(MAP)からも検索できる
Hotels.com(ホテルズドットコム) の3つの特徴
  • 10泊で1泊無料になるキャンペーンが魅力
  • 会員(無料)になると平均15%の割引がある
  • 地図上(MAP)からも検索できる

好立地なホテル

Peaks Hotel and Suites
Elk + Avenue Hotel
Brewster Mountain Lodge
一番おすすめのホテル。2021年オープンで好立地。バンフのホテルグループが運営しているので安心。バンフの食品スーパー・IGA近くのホテル。少し古めですが、部屋は広くファミリーにおすすめ。ロッジ風な造りが特徴の可愛らしいホテル。ダウンタウン(中心地)そばなので、街歩き観光に便利。
新しくて綺麗
ダウンタウンまで徒歩5分
スーパー、バス停が近い
ダウンタウンまで徒歩3分
そこまで高くない
ダウンタウンまで徒歩1分
人気で予約が取りづらい少し古いが気にならないレベル部屋が少し小さめ
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高級リゾートホテル

Fairmont Banff Springs
The Rimrock Resort Hotel
お城のような佇まいが印象的な、バンフを代表する高級ホテル。開業は1888年、1世紀以上にわたり最高レベルのサービスを提供し続けています。ホテル内のアフタヌーンティーが人気。Banff Springsと並ぶ高級ホテル。山の中腹に位置しており、客室からはロッキーの絶景を望むことができます。
誰もが憧れる高級リゾート
記念旅行に最適
客室からの眺め
ゴンドラや温泉が近い
中心地から離れている中心地から離れている
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ミドルクラス

Moose Hotel and Suites
Banff Aspen LodgeBanff Ptarmigan Inn
中心地にも近く新しいホテル。ロッキーが望めるジャグジーなどもあり、リゾート感溢れるホテルです。リノベーションしたばかりで綺麗。中心地まで徒歩数分の好立地。バンフで1番人気のカフェが入る。雷鳥(Ptarmigan)の名が由来のホテル。値段の割に好立地。利用している日本人観光客も多く、評判も上々。
綺麗で広め
リゾート感満点
大きいので予約が取りやすい
大手旅行会社も利用
良心的な価格、立地
日本人利用も多い
人気なため早めに予約が必要リゾート感はあまりないリゾート感はあまりない
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リーズナブル

Banff Inn
Samesun Banff Hostel
Banff International Hostel
この価格帯では最もおすすめ。部屋は十分なスペースがあり、比較的綺麗。日本のビジネスホテルを広くしたイメージ。カナダ各地で展開しているチェーンのユースホステル。ダウンタウンまで徒歩圏内。ハッピーアワーではホテル内のバーがお得に楽しめる。ユースホステルとしては大型の宿泊施設。利用している日本人観光客も多く、同じ部屋で会うこともしばしば。
値段の割にかなり綺麗
ダウンタウンまで徒歩10分
安心のブランド
ホステルでは珍しくバーがある
予約が取りやすい
日本人利用も多い
部屋数が多くないため早期予約必須他の宿泊者によってうるさいことも静かな反面、他の人に気を使う場面も
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まとめ

カナディアンロッキーの滞在地にでよく比較されるバンフ、キャンモア。それぞれの特徴や違いを本記事を通じて知っていただけたでしょうか。

私(筆者)としては、バンフでの滞在を”強く”おすすめします。

滞在先は旅行の満足度を左右する重要なポイントです。ぜひ後悔しないカナダ旅行のための参考にしていただければと思います。

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